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『月刊マクロビオティック』おすすめ記事

コラム:桜沢如一のコトバに学ぶ

「俳句は宇宙の秩序を表現したミクロコスモス」
日本CI協会刊「マクロビオティック誌」連載
2017年9月号掲載(第84回目)
寺子屋TAO塾代表 波多野毅

句道というのは、あの世界で一番小さい詩(17音)の中に、天地大自然、大宇宙、無限の空間と永遠の時間の秩序を眼の前のナズナの花や蛙の飛び込む水の音を借りて映し出すものであります。その極意を極めた人を俳聖と言います。聖はヒジリと読みます。ヒジリとは太陽を知る人、光明の世界、有限界のことを知り尽くしている人、光の根元を知っている人、つまり大宇宙の秩序を知っている人のことであります。(「宇宙の秩序」)

五・七・五の17音からなる世界最短の定型詩〜俳句。盆栽に通ずる凝縮美のミクロコスモスの世界。限られた字数の中で、季節の自然情景の描写と心象風景を融合させる日本文化の粋だ。

マクロビオティック料理を愛したジョン・レノンも雑誌のインタビューの中で「僕が求めているのはシンプル&ストレート。最高の詩は俳句で、最も優れた絵画は禅画だ」と語っている。

「よく見れば ナズナ花咲く 垣根かな」「古池や カワズ飛び込む 水の音」両句とも、かの「奥の細道」の著者で「俳聖」と呼ばれた松尾芭蕉の作品。

仏教学者の鈴木大拙は、芭蕉の句を「宇宙的無意識の直観の産物」と呼ぶ。「宇宙の秩序」に直結し、無意識に発露された禅の作用であると。

俳句、短歌、都々逸、連歌、長唄…五と七の組み合わせはどれもリズミカルで耳に心地いい。古代海洋民族の舟歌の名残だとか、日本語の母胎である「大和言葉」が二音(はる、はな、つき、ゆき等)の単語と三音(こころ、ひかり、いのち、ちから等)の単語を組み合わせたことにあると言われている。

五七調がどっしりと安定感があり、荘重で男性的な調べになるのに対し、七五調は流麗、繊細、優美で、女性的
な調べになるのも面白い。

17歳の頃から詩歌を作り始めた桜沢は、与謝野晶子の雑誌「スバル」に寄稿。蒲原有明、三木露風ら当代一流の歌人・詩人たちに評価を受け、生涯たくさんの作品を残した。しかしながら、正岡子規門下の俳人を叔父に持っていたにもかかわらず、「女性的(陰性)だったために」俳句は苦手だったと回想している。

波多野 毅

波多野 毅 /はたの たけし

1962年熊本県生まれ。一般社団法人TAO塾代表理事・熊本大学特別講師。修士論文のテーマは「食の構造的暴力と身土不二の平和論」。鍼灸学生時代、日本CI協会、正食協会にてマクロビオティックを学び、93年Kushi Institute勤務。著書に「医食農同源の論理」「自遊人の羅針盤」など。

※この記事は「月刊マクロビオティック」で連載しています。