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『月刊マクロビオティック』おすすめ記事

コラム:桜沢如一のコトバに学ぶ

「人類は穀食動物なり」
日本CI協会刊「マクロビオティック誌」連載
2016年4月号掲載(第67回目)
寺子屋TAO塾代表 波多野毅

「元来人間は肉食すべきものでない事は歯、腸の形、唾、胃液の成分からも、また釈尊の言われた如く本来他の生物を殺し傷つけるが如き爪、牙その他の武器を持って生まれてきません。与えられていません。その代わりに与えられた智慧をもって万物の霊長として万物を愛すべきでこそあれ、万物の暴虐王となってはなりません。肉食を絶対に排するものではありませぬ。ただそれの害毒を免れよと申すのです。」 (食養講義録)

食養の祖・石塚左玄の主著「化学的食養長寿論」は「人類は穀食動物なり」という言葉で始まる。左玄は、人間の歯の構造に注目し、その歯型こそ食性の証明であると考えた。

人間の歯の総数32本のうち、20本が臼歯、8本が門歯、4本が犬歯という割合。臼歯は噛み合わせると粒が入るような凹んだ臼の形をしており、穀物類をすり潰し、砕くのに適した粒食つまり穀食のための歯、尖った犬歯は肉や魚を食いちぎるための歯、門歯は野菜や果物を切るための歯と考えた。歯の種類と割合から、人間は穀物を主食、野菜を副食とする食生活が理想と考えた。

現代の解剖生理学的考察からも以下のことが言える。

肉食動物は食物をそのまま飲み込むが、人間や草食動物はよく噛まないと飲み込めない。肉食動物は顎を上下に動かすだけだが、人間や草食動物は上下左右の運動で咀嚼している。肉食動物の唾液には消化酵素が含まれていないが、人間または一部の草食動物の唾液には炭水化物を消化する酵素が含まれている。肉食動物の胃酸は強く量が多いが、人間や草食動物の胃酸は弱くその量は少ない。肉食動物の腸は体長の約3倍であるのに対し、人間の腸は草食動物のように長く、体長の約12倍の長さ。肉食動物は尖った鉤爪だが草食動物は平たい平爪も
しくは先の丸い爪。人間は平爪。

一般的には、人間は動物と植物の両方を食べる雑食動物だと認識されているが、島田彰夫元宮崎大学教授は
「雑食化したのは、人間が生活圏を拡大させた結果であり生物学的なヒト本来の食性ではない」と述べている。

 

波多野 毅

波多野 毅 /はたの たけし
(一般社団法人TAO塾代表理事・熊本大学大学院特別講師)


1962年熊本県生まれ。
一般社団法人TAO塾代表。修士論文のテーマは「食の構造的暴力と身土不二の平和論」。現在、熊本大学紛争解決平和構築学研究室客員研究員。鍼灸学生時代、日本CI協会、正食協会にてマクロビオティックを学び、93年Kushi Institute勤務。笑いながら東洋医学の哲学を学べるエデュテイメントを展開中。著書に「医食農同源の論理」「自遊人の羅針盤」など。

※この記事は「月刊マクロビオティック」で連載しています。