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『月刊マクロビオティック』おすすめ記事

コラム:桜沢如一のコトバに学ぶ

「プロパガンダ広告の嘘を見抜く第二の脳」
日本CI協会刊「マクロビオティック誌」連載
2016年2月号掲載(第65回目)
寺子屋TAO塾代表 波多野毅

「一日や一ヶ月で生命や効果のなくなる様な新聞広告、雑誌広告によって指導されパンと乾ブドウを食ったり、汽車に乗ったり、スリッパを履いたり、砂糖を食べたり、肝油を飲んだり、カルシウムを注射してもらったり、胃腸や睾丸や卵巣を取ってもらって、男でも女でもなくなったりしない様にしたいものである。いつの世にも広告術で生きている時局、時世便乗学者、渡世学者、渡世政治家、いや医学渡世、政治渡世、随筆渡世はウジャウジャいて、絶滅出来ないものである。みんなバイキンの様にそれぞれバカな手合いを食いつぶす使命をもっているのである。ありがたいことである。」(心臓を入れ替える法)

マスメディアの広告宣伝手法に大きな影響を残したと言われるナチスドイツの天才宣伝相・ゲッベルスの名は、「嘘も百回繰り返せば真実になる」という有名な言葉とともに広く喧伝されているが実はこれは嘘。彼は一度もそんなことは言っていない。それどころか「優れたプロパガンダは嘘をつく必要がない。むしろ嘘をついてはいけない。」と述べている。メディアの悪の部分は彼の責任となり、メディア自身の問題は今も免罪放置されたままだ。

マーケティング戦略のもとに、御用学者・御用医師・御用ライターを巧みに活用し、特定の食品を食べるだけで病気が治り、美容ダイエットにも効果があると思わせる「みのもんた症候群」が茶の間の主婦に広がり、「うつ病は心の風邪」という迷キャッチコピーが精神薬害患者を増大させた。

ジャーナリズムの要諦は権力監視にあると言われるが、スポンサーから広告収入を得ているマスメディアでは、自身の広告主を批判することは極めて難しい。

情報メディアを批判的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き活用するメディアリテラシーは現代の必須科目だ。主権者である我々は「第四の権力」を監視できる識見を持たねばならない。しかし、情報麻痺した脳ではない腸という名の第2の脳こそ肝要。腸と脳の関連性を研究する最新の「神経消化器学」という分野がもたらす知見は興味深い。

 

波多野 毅

波多野 毅 /はたの たけし
(一般社団法人TAO塾代表理事・熊本大学大学院特別講師)


1962年熊本県生まれ。
一般社団法人TAO塾代表。修士論文のテーマは「食の構造的暴力と身土不二の平和論」。現在、熊本大学紛争解決平和構築学研究室客員研究員。鍼灸学生時代、日本CI協会、正食協会にてマクロビオティックを学び、93年Kushi Institute勤務。笑いながら東洋医学の哲学を学べるエデュテイメントを展開中。著書に「医食農同源の論理」「自遊人の羅針盤」など。

※この記事は「月刊マクロビオティック」で連載しています。