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『月刊マクロビオティック』おすすめ記事

コラム:桜沢如一のコトバに学ぶ

「ウナギの国日本!世界観の最高峰に達せよ」
日本CI協会刊「マクロビオティック誌」連載
2015年8月号掲載(第59回目)
寺子屋TAO塾代表 波多野毅

「中傷をされたり、悪口を放送されたりするのは世の常のことであります。これがなかったら本当のウナギ上りではないのです。世の中というものは小人、才子、悪人、愚人のねたみ、そねみ、うらみ、たくみの急流です。困難と圧迫と迫害と無理解の巨岩怪石がゴロゴロ流れ落ちて来る激流です。(中略)陽あれば陰あり、陰あれば陽ありです。巨岩怪石あり、激流あり、瀑布ありでなくては、楽しい思い出もないわけです。敵が入用なのです。巨岩怪石、波瀾万丈、狂瀾怒濤があって、私共をもみにもんでくれなくてはならないのです。敵
こそ神様の最大の贈り物です。陰あれば陽あり、善人あれば必ず悪人があります。それでなくては無双原理はウソ原理であります。」(ウナギの無双原理)

かつて、マクロビオティックでがんを克服した国連上席顧問の北谷勝秀さんの講演会を企画したことがあった。
幾多の困難にもめげず、世界の貧困、環境、人口問題の解決に捧げた半生を力強く語られ、彼を長年支えてくれたという座右の銘を紹介されると、会場は一気に感動に包まれた。

「善いことをすると、世間の人は貴方は自分勝手で、下心があると言うだろう。でも、善いことはおやりよ。世間の人は救いの手を待ってはいても、その手を噛むかもね。でも手は差し伸べようよ。世のため、人のために尽くしても、中傷されるものさ。でも、骨惜しみせずお尽くしよ。」

マザー・テレサが「カルカッタの孤児の家」の壁に書きとめたことで世界的に有名になったケント・M・キースの言葉で、モーゼの十戒にちなんで逆説的十戒と呼ばれ、中国では老子的逆説として評価されている。

桜沢の言葉も時に逆説的な表現で読む者の心を鋭く熱く射抜く。海で産卵し、稚魚が川に入り上流を目指す例は多数あるが、ウナギは滝さえも上る。日光中禅寺湖に生息するウナギは華厳滝を遡ったとされる。「うなぎのぼり」という言葉の語源は、その躍動的な生態からウナギが川を上るがごとき勢いで上昇していく様から来ている。桜沢は叫ぶ。我がウナギの国日本は逆流激流をのぼりにのぼって世界観の最高峰に達せよと。

 

波多野 毅

波多野 毅 /はたの たけし
(一般社団法人TAO塾代表理事・熊本大学大学院特別講師)


1962年熊本県生まれ。
一般社団法人TAO塾代表。修士論文のテーマは「食の構造的暴力と身土不二の平和論」。現在、熊本大学紛争解決平和構築学研究室客員研究員。鍼灸学生時代、日本CI協会、正食協会にてマクロビオティックを学び、93年Kushi Institute勤務。笑いながら東洋医学の哲学を学べるエデュテイメントを展開中。著書に「医食農同源の論理」「自遊人の羅針盤」など。

※この記事は「月刊マクロビオティック」で連載しています。

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