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『月刊マクロビオティック』おすすめ記事

コラム:桜沢如一のコトバに学ぶ

「エゴを超えた師弟愛・親子愛」
日本CI協会刊「マクロビオティック誌」連載
2015年3月号掲載(第54回目)
寺子屋TAO塾代表 波多野毅

「ミチオの親だけは私も感心した。ミチオの母上はミチオ出発の日に初めて出てきて、私から話を聞くと言下に『分かりました。あの子はもう私たちのモノではないのですね』と喜びの言葉を吐かれた。この母は子の反逆を許したばかりでなく、自己批判をし、子に対する慈愛を尊敬と信頼にキッパリ切り替える事が出来たのだ。16歳以上になった子に、全幅の信頼と敬意をすら持てない様な親は不詳の親である。」
(世界無銭武者旅行)

巨星堕つ。2014年12月28日未明( ボストン時間)、マクロビオティックの世界的指導者である久司道夫氏が享年8
9歳で逝去された。

東大を卒業し、さらに大学院に留まり、南原繁のもとで国際法の勉強をしていた若き日の彼を、1949年11月、桜沢は世界政府協会の第一号平和の大使としてアメリカへ送り出した。桜沢は「ミチオの出発」と題し、「海こえて君がゆく日となりにけり白菊黄菊咲き乱れつつ」、「道夫を送る宴の花は戦争の真因と定義のディスカッションなり」他、師弟愛と世界平和への同志愛が滲むたくさんの歌を残している。

息子の旅立ちに接した母親の姿勢に桜沢は注目する。玉のように育てた子との別れ、寂しさと嬉しさが籠った言葉だが、大きな使命を背負った子の出立に、親のエゴという自己愛を超えた点を評価する。

桜沢は「母親が正しい母親として役目を守った人であることを読み取ると、私はその人を祝福することを忘れない」「母性さえしっかりして、正しかったら、この世の中は幸福と平和と美しさに満ちあふれる」「女性は実に人類の文明と幸福の進展と維持において、男子よりははるかに重大な役目をもっている」「母は文化の設計者。文明を造り出すもの」「全ての偉人は心優しき母によって生まれ育てられた」とためらうことなく母性を賛美する。

最後に、道夫先生の御冥福を祈り、心からの感謝と尊敬の気持ちを込めて、TAO来塾時に残してくれたメッセージを紹介したい。

「限りなき夢より来たり 限りなき夢に去りゆく うつし世の人の生命を限りなき夢に捧げん」

 

波多野 毅

波多野 毅 /はたの たけし
(一般社団法人TAO塾代表理事・熊本大学大学院特別講師)


1962年熊本県生まれ。
一般社団法人TAO塾代表。修士論文のテーマは「食の構造的暴力と身土不二の平和論」。現在、熊本大学紛争解決平和構築学研究室客員研究員。鍼灸学生時代、日本CI協会、正食協会にてマクロビオティックを学び、93年Kushi Institute勤務。笑いながら東洋医学の哲学を学べるエデュテイメントを展開中。著書に「医食農同源の論理」「自遊人の羅針盤」など。

※この記事は「月刊マクロビオティック」で連載しています。