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『月刊マクロビオティック』2020年6月号おすすめ記事

桜沢如一の講義風景

特集「桜沢如一の細菌・ウイルスの世界観」

 

「宇宙の秩序」においてのウイルスの意義

 

編集部:それでは、桜沢先生の微生物の世界観から、今回の新型コロナウイルスはどう解釈されるのでしょう。

高桑:まずは細菌やウイルスを「宇宙の秩序」においての位置づけと役割を明確にしていくことが大切です。

編集部:そもそも「宇宙の秩序」とは何なのでしょうか?

高桑:「宇宙の秩序」とは、「無限」という私たちの生命の大元から陰陽が分かれ、その「陰陽」の交感によって「陽性な振動・エネルギー」「陰性な前元素である素粒子」「陽性な元素・惑星」「陰性な植物」「陽性な動物」というように陰陽の秩序で生命は進化していくということです。

ですから、ウイルスや細菌はもとより我々の細胞の進化もまたこの宇宙の秩序の中で位置づけられます。つまり、地球という陽性が作り出す惑星固有の振動・エネルギーが、陰性に分化したRNAに単純なアミノ酸が結びついて「ウイルス」となります。そのウイルスが陽性に集合するとより複雑なDNAを細胞膜で囲った「細菌」が生まれます。その細菌が陰性に拡張すると細胞壁を持った「植物細胞」になり、最後に陽性な求心力で、中心体を形成する「動物細胞」になるわけです。

編集部:ウイルスから私たちの細胞が連続的に進化してくるとなると、ウイルスに対するイメージがだいぶ変わりますね。

高桑:そうなんです。「宇宙の秩序」からいえば、ウイルスや細菌は、植物が私たちの親だとすれば、その祖父母に当たり、陰ながら私たちの生命を支えてくれる存在なのです。ウイルスは、「宇宙の秩序」に照らし合わせれば、前元素の素粒子に対応し、前細胞の粒子として空間に満ち満ちているという全く別の世界観が見えてきます。

 

宇宙の秩序と細胞進化の対応図

 

新型コロナウイルスの陰陽

 

編集部:今回の新型コロナウイルスは陰陽どちらにみますか?

高桑:これは難しい問題ですが、私は今回の新型コロナウイルスは「人が密集するところに引き付けられる」「ものすごいスピードで拡散する」「変性しやすい長いRNAを持っている」「太陽光という陽性に弱い」などの傾向からとても陰性なウイルスと考えます。形としては丸く陽性なのですが、「パストゥールの審判」にも出てくる狂犬病ウイルスなどの極陽性に比べれば、やはり極陰性といえるのではないでしょうか。

ただ陰陽は決定論ではありません。逆から考えることも大切ですし、まずはみなさんも自分なりに考えてもらいたいと思います。

編集部:では、なぜ今その極陰性なウイルスが出現したのでしょう?

高桑:それは、人類文明が陽性になり過ぎた結果、極陰性なウイルスが作用して調和を取り戻そうとしているからだと考えます。ですからみんな、集中から拡散へ、動から静へ、肉体性から精神性へと、どんどん陰性な方へと引き戻されています。

よく「5G」などの通信技術との関連なども疑われますが、そもそも電磁波には、放射能などの陰性、可視光線の中庸性、電波の陽性があります。「5G」などの極陽性な電波を使えば、反作用で極陰性なウイルスなどが引き付けられることは考えうることです。つまり、それだけ私たちの文明は陽が極まっている状態だということです。

編集部:今回のウイルスで被害を受ける人と受けない人がいるのはなぜでしょう?

高桑:新型コロナウイルスが極陰性だと捉えると、動物性食品などが多い、より陽性で元気な人がまず引き付けて保菌し、その陽性な環境で陰性なコロナウイルスを活性化させます。そしてその集団や社会にいる陰性な人々は、陽性な人が引き付けて活性化した陰性なウイルスに耐えられず極陰となり、陰性な酸素を反発して酸欠状態になります。もちろん、陽性な人でも薬剤などの陰性を使えば、突然同じ状態に陥ることもあるかもしれません。

編集部:元気な人が今回急に症状が悪化することもあるようですね。

高桑:欧米でこれだけ日本やアジアの比にならない被害が出ていることを考えると、肉食の多い欧米人の陽性な体質の体の中で、陰性なウイルスが最大限に活性化して、周りにいる陰性な体質の人たちを大きく巻き込んでいる可能性も考えられます。陰性なウイルスは変異しやすいので、日本人の陽性な体質の人とは比べものにならないかもしれません。

極性のウイルスは陰陽両方の作用が大きいことを考えなくてはなりません。ですから、単純に陽性食を摂れとか、
陰性食を摂れと言えるわけではありません。肉食で陽性になっている人は陰性にしなくてはならないし、薬剤や添加物、砂糖などで陰性になっている人は陽性にと、体質を見極めて対処する必要があると考えます。

桜沢如一資料室室長・高桑智雄

桜沢如一資料室室長・高桑智雄

 

体や住環境に「宇宙の秩序」を取り戻す

 

編集部:具体的には抵抗力や免疫力をあげるための食事ということですか?

高桑:今回紹介した本にも示されているように、桜沢は特定のウイルスや細菌への抵抗や免疫ということをいっているわけではありません。あくまで「万病の絶対免疫法」を確立せよといっています。それは「宇宙の秩序」を体に反映させよということです。

つまり、ウイルスや細菌は「人・動物(陽性)と植物(陰性)と土壌(陽性)の陰陽循環」の中で適切に働きます。土壌という無機物から植物が微生物の助けを借りて有機物を生産し陰性なクロロフィルと酸素を提供します。人や動物は、そのクロロフィルを腸内で微生物の力を借りて陽性なヘモグロビンに転換し、陰性な酸素を引き付けます。この循環が強固であれば、ウイルスや細菌は人間や動物に有用に働きます。

しかし、食物などによって人や動物が陰性な血液になったり、逆に陽性過ぎたり、植物界が環境破壊で陰性な酸素を提供できなかったりすれば、この循環は崩れ、それを調整しようとウイルスや細菌はイレギュラーな振り幅の大きい働きをするのです。

編集部:「宇宙の秩序」を体に反映させるということはどうことですか?

高桑:それはまさにマクロビオティックの「身土不二」「一物全体」そして「陰陽調和」を考えた食事を摂ることによって体の中を自然化すると共に、住環境や生活圏内にできるだけ植物や土壌との循環を作り上げることです。ダイヤモンドプリンセス号での爆発的な感染拡大はとてもいい例です。海上では植物と土壌の循環を空間に実現することはできません。無機質な素材で囲まれた部屋で極陽性なものや極陰性なものを食べ続ければ、調和をとろうとして頑張って極陰化したウイルスは陽性な土壌に戻れなくて、陽性な人間の体に滞留せざるを得なくなります。

欧米の住空間も自然から身を守るための石の要塞です。また、人が密集する都市のビル群も石の要塞で植物と土壌の循環が作りにくく、感染が拡大する要素が多いと考えられます。一方、木材を多用し、自然環境とあまり隔たりをつくらない日本やアジアの住環境が感染拡大を防いでいる可能性もあります。

編集部:やはりマクロビオティックが大切ということですね?

高桑:ウイルスに打ち勝つとか、抵抗力や免疫力を高めるというよりも、「宇宙や自然、地球との調和」というコンセプトを持つマクロビオティックがこれからの時代には必要になると思います。しかし、単に玄米、野菜、海藻、発酵食品を食べているから大丈夫と思うのは危険です。なぜなら、私たちの体質が人類全体として、桜沢の時代に比べれば明らかに低下していることも確かだからです。常に一人ひとりが自分の体と環境と時代を陰陽で考え、決して過信しないことも大切だと思います。

 

動物・植物・土壌の陰陽循環と細菌・ウイルスの関係図

 

桜沢如一資料室
http://go-library.org/

高桑 智雄/たかくわ ともお
1999年に日本CI協会に入社し、故・大森英櫻のアシスタントを担当。2011年より桜沢如一資料室および陰陽研究会の中心メンバーとしてマクロビオティックの普及に努める。認定NPO法人「棚田ネットワーク」事務局長。

 

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