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『月刊マクロビオティック』10月号おすすめ記事

フリージャーナリスト郡司和夫氏に聞く

「食」を自分たちの手に取り戻す

 

 毎年、食や生活用品の安全性についての講座をお願いしている、主に食品問題を追及するフリージャーナ
リスト郡司和夫氏に、近年問題となっている話題やご自身についてのお話しを伺いました。
本題に入る前に、少しだけ郡司和夫氏のお父様である郡司篤あつたか孝氏についてご紹介します。篤孝氏もこの業界では有名なジャーナリストでした。
 そもそも郡司家は食品添加物の卸販売をしていましたが、ある日その危険性に気づいた篤孝氏は、卸販売を突然止めて、 逆に食品添加物の危険性を訴えるジャーナリストへと転身します。
 その後、雑誌をはじめ、テレビでも脚光を浴び、篤孝氏の著書「これだけは知っておきたい 怖い食品1000
種」「なにを食べたらいいのか」などは当時の安全な食品基準のひとつとなりました。篤孝氏が他界された後、遺志を受け継いで食品添加物を含めた食品問題を追及し、危険性を訴え続けているのが郡司和夫氏です。

 

はじめは経済誌の記者から

 

編集部:早速ですが、食品問題のジャーナリストになられたのは、やはりお父様の影響でしょうか?

郡司和夫( 以下、郡司):実は、マスコミ業界で仕事をするようになったのは、食品関係ではなかったんです。27歳で経済誌の出版社に入って、株の記事なども書いていました。

編集部:お父様も確か、経済関係の記者でしたよね?

郡司:そうなんです。同じ道を歩んでいますね。

編集部:お父様とのエピソードはありますか?

郡司:私が大学生の頃に引っ越しをした時、汗をかいたので親父の前で仲間たちとコーラを飲んだのです。親父がこういう仕事をしていましたから、親父が悲しい顔をしていたことが今でも忘れられませんね。

編集部:それはお父様が悲しむのも無理はないですね。経済誌の記者の頃は、食品とは関わっていなかったのですか?

郡司:経済誌の頃も、食品関連の記事は自分で企画を出して書いていました。ちょうどチェルノブイリ原発事故で放射能に汚染された食品が日本に入ってくることが懸念された頃に、「食卓汚染−あなたの生活は大丈夫か」という特集を同志社大学の西岡一教授と共同執筆したのですが、そのあとにも特集した「赤ちゃんが危ない」という記事を読んだ出版社から「もう少し膨らませて単行本にできませんか?」と話をいただいて、8年記者をした後にフリーになりました。

編集部:そこが転機なのですね。

郡司:そうです。そこからは食品関係中心になりました。

 

情報源は内部告発

 

編集部:情報はどのようにして収集されているのでしょうか?

郡司:今はネット社会なので、インターネットで情報収集することが多くなりましたね。新商品が発表されたりすると、その会社にアクセスしています。ニュースになったものの中で、気になったものをピックアップしています。他には専門誌です。一番大きな情報源は、内部告発ですね。特に食品偽装に関することが多いです。数年前に問題になった賞
味期限の貼り替え事件もそうです。

編集部:郡司先生へ内部告発をされるのは、なぜでしょうか?

郡司:それは、父の時代から長年に渡って、こういう問題を取り扱ってたことが大きいと思います。「あの人に出せば、なんとか訴えてくれる」という願いが込められているのだと思います。

編集部:具体例を聞かせていただけますか?

郡司:これは内部告発ではないのですが、私が経済誌の記者の頃の話で、千葉の方から「木の葉が茶色く変色している」という情報をいただいたんです。早速行ってみたところ、やはり葉が茶色く変色していました。その葉を成分分析したところ、アルコールが検出されたので、その事実を記事にしたんです。
 そこは某大手醤油メーカーの工場脇で、醤油に添加していたアルコールだったんです。それまでメーカーは公表していなかったのですが、その記事を受けて、アルコール添加を公表することになりました。

編集部:当時は、大きな話題になったことが想像できます。

郡司:その他にも今でも問題になっている話があります。「ラウンドアップ」という除草剤としてホームセンターなどでも販売している農薬がモヤシに使われている、という告発があったんです。
 モヤシは通常、水と光だけで育生するもので農薬は一切使わない野菜ですが、その農薬を使うとホルモン系に影響を与え、根がしっかりする前に茎が大きくなるんです。そうすると、根がほとんど生えないモヤシになります。

編集部:根が短くなると、どんな利点があるのですか?

郡司:モヤシはサラダやラーメンなどに使われますよね。関東では根が短いほうが好まれていますから、カットする工程が省けるわけです。
 その内部告発は農水省にも伝わり、すぐに現地調査が入って業界に「農薬をそのような使い方で使うのは、農薬
法違反になります」と通達が流されました。
 根が短いモヤシを生産しているメーカーを取材しに行ったのですが、ほとんどの会社は物理的に根を短くしていま
した。根をカットする、発芽の段階で刺激を与えるなどして短くしていましたが、一社だけは工程を見せてくれませんでした。「農薬は使っていません」と言っていましたが今でもはっきりしていません。
 ただ、「ラウンドアップ」には「グリホサート」という成分が含まれていて、WHO( 世界保健機関)の関連機関が「おそらく発ガン性がある」と発表しています。
 最近では「グリホサート」が小麦粉製品からも検出されているとの報告がありますから注意が必要です。

 

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