日本CI協会はマクロビオティックの創始者桜沢如一によって創設された日本で最も歴史のあるマクロビオティックの普及団体です。

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『月刊マクロビオティック』4月号おすすめ記事

オーサワジャパン株式会社設立5 0周年企画

マクロビオティックの未来を考える

 

 2019年4月、オーサワジャパン株式会社は設立50年を迎えることができました。もともとは当協会の母体「真生活協同組合」で食品を販売していた事業部を法人化し、1969年に設立しました。
 設立から半世紀もの間、従業員をはじめ、全国各地の小売店、メーカーや生産者、そして多くのお客さまに支えていただいたおかげで今があります。今回は関係者をお招きして、今までのことやこれからの取り組みについて懇談会という形で皆様から貴重なご意見をお伺いしました。その一部を紹介させていただきます。
 オーサワジャパンの使命は「マクロビオティックの普及と啓蒙」です。私たちは今までの皆様のご支援・ご協力に感謝し、これからもマクロビオティックを通して、皆様の健康に貢献してまいります。

編集部

 

 


編集部:皆様、本日は御参集いただきましてありがとうございます。今回は「マクロビオティックの未来を考える」と題して、皆様の活動や今後の取り組みにつきましてご意見をお伺いしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。


 

勝又遊一( 以下、勝又):おかげさまで50周年を迎えることができました。一昨年、長年会長職を務めた父が亡くなりました。私たちはこれからのマクロビオティックを考えて実行していかなくてはなりません。本日お集りいただいた皆様からは過去を振り返り思い出を語るのではなく、未来についてご意見をお聞かせ願えたらと思っています。
 ここ数年感じていることは、マクロビオティックという言葉だけでもずいぶん社会に広まっていますが、経営的には厳しい現実があります。本日は皆様のご意見をお伺いするのをとても楽しみにしています。

 勝又遊一

清水仁司( 以下、清水):私どもは代々木とお茶の水で「GAIA」という店舗を経営し、神奈川県伊勢原市に本社をおいてネット通販や卸業務をしています。20数年で感じることは、マクロビオティックは世間では当たり前に認知されるようになってきたと思いますが、浸透しているかということとは別だと思っています。それは世間的にマクロビオティックにはいろいろと制限があるというイメージが濃いからなのではないでしょうか。
 私自身、今年の正月明けからマクロビオティック食をしっかり3週間続けましたところ、体調がかなり改善したと実感しています。これは自分の体調をなんとかしたいという強い気持ちがあったから続けることができましたが、一般の方々にはやはりハードルが高いはずです。だからこそ、実践している方が世間に受け入れられるように楽しく伝えていく
ことが必要なのではないでしょうか。現代のような高カロリー、高タンパクの食事を続けているとそれが積み重なって間違いなく体が不調になります。桜沢如一先生も本の中で「なんでも食べることができるようにすること」的なことを書いていますが、それをどのように解釈するかが大切だと思います。

 清水仁司氏

 

東北沢に店舗があった頃

 

井上直記(以下、井上): 山梨県甲府市で自然食品店を経営しています。もともと環境問題に興味があって17年前に店を開きました。当時、山梨県には自然食品店は少なかったのですが、今はマクロビオティックを含めて健康に関心がある方がずいぶん増えてきていると感じています。
 個人的なことですが、私は昔かなり太っていまして、痩せたいと思って毎日走ったりしながら必死でなんとか20s減らすことができました。その時はとても苦しい思いをしましたが、その後、気持ちが落ち着いたのか、さらに10s減らせました。そのときは玄米おにぎりを一日一個だけしか食べていませんでしたが、気持ちは楽しいものでした。その経験もあり、やはり楽しく楽でなければ続かない、好きだと長く続けることができると感じました。店もやりたいという想いが叶い開店することができたので、始めから商売ベースでは考えていませんでしたね。

 井上直記氏

小島正士( 以下、小島):名古屋市で玄米を使った商品を製造しています。私の祖父が創業し、当初は米問屋で私で三代目となります。父の時代、病院の先生から玄米の良さを教えていただき、当時体調の悪かった父は玄米で回復し、玄米のすごさを感じました。それで餅を作る機械があったので玄米餅を作りましたが、最初はなかなか売れませんでした。それでも少しずつ広がり、オーサワジャパンと取引できたこともあって、10年前に米問屋ではなく、メーカーとして今に至っています。

 小島正士氏

 


東北沢に会社があった頃(外観)

 

岡田英貞(以下、岡田):私は外国人を顧客としたビジネスマンをしていました。2005年を過ぎた頃から世の中がおかしくなってきたと感じ始めました。仕事上でもトラブルが続き、自然環境に心がシフトし始めました。その前からアウトドアに興味がありましたが、あるとき釣りに行った民宿で玄米ごはんを食べたらとてもおいしかった。いろいろ調べて
マクロビオティックを知り、環境にも良いことがわかり、クッキングスクール リマへ通い始めたのが1998年でした。
 私は子どもの頃から料理が好きで、「今の時代だったら自然をテーマにしたレストランが流行るかもしれない」と思って会社を辞め、シェフの道に入りました。足掛け5年半ほど修業し、自分の店を持つことができました。7年前に店を閉めることになりましたが、料理教室では講師を務めさせていただき、今年の4月からは校長に就任させていただくことになりました。マクロビオティックはとてもいいものだと信じて疑いませんが、伝え方を考えていきたいと思っています。

 岡田英貞校長

檜山扶佐子(以下、檜山):私はマクロビオティックを始めて20年、講師を務めて16年になります。11年前の料理教室は生徒が入りきらないほど盛況でした。時代は変わるとはいえ、やはり生徒数が減った原因を考えて対策をしなければと思っています。今は「ベジ」や「ヴィーガン」がお洒落のようで流行っています。そんな方たちの中には陰性に傾いている人も見受けられます。マクロビオティックには陰陽調和という物差しがあり、体や心のバランスを整えてくれる考え方があります。そこが他の健康法と違うところです。
 マクロビオティックを多くの人に知っていただくために、入りやすい入口を作り、ステップアップしていくカリキュラムを構築する必要があると思います。私が経営する小さなカフェでは、まずは料理を楽しむことを最優先にし、プラスちょっと食の勉強もできるようなレッスンもしています。

 檜山扶佐子講師

櫻井裕子( 以下、櫻井):私はベーシックTクラスとUクラスを担当させていただき、また、昨年横浜の藤が丘に姉妹校を開校しました。生徒は子育て中のお母さんが多く、マクロビオティックをどうやって家庭や子育てに生かすのかを私の実体験をもとに教えています。
 私自身、出産前はアレルギーや冷えに悩んでいて、マクロビオティックで改善し、安産できた体験を持っています。現在3人の子どもがいますが、インフルエンザにもなりませんし、病気に罹ることもほとんどありません。それほど食はすごい影響力を持っているのだと日々実感しています。
 多くの若いお母さんたちから「マクロビオティックってなんか難しそう」という声をよく聞きます。私は気軽にできるレシピをもっと考えていきたいと思っています。

 櫻井裕子講師

 1979年の年賀広告

 

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