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『月刊マクロビオティック』4月号おすすめ記事

【特別寄稿】

妊婦に寄り添う出産準備クラス 

身体感覚活性化(世にも珍しい)マザークラス

国際医療福祉大学大学院
助産学分野 教授
フムフムネットワーク主宰 佐藤香代

福岡で1996年から22年続いているフムフムネットワーク主催「世にも珍しいマザークラス」(通称:世にも)をご紹介します。ユニークなネーミングですが、何が珍しいのでしょうか?そのルーツは、ネットワークの結成にさかのぼります。

 

助産師たちが集まってつくられたマザークラス

フムフムネットワークは1994年に福岡で産声を上げました。性と生殖を通して、女性が自由な生き方を選択し尊重される社会を目指す活動のため、助産師が中心になってつくられたものです。

当時の母親学級は、講義中心の知識伝達型教育が一般的でした。しかし、「知識は得たが、自分の出産には何も役に立たなかった」「もう二度と産みたくない」という女性の声を耳にするにつれ、母親学級は果たして産む女性の役に立っているのか、大きな疑問でした。そこで助産師たちが、自分たちの納得がいくオリジナリティのあるものをつくろうと話し合い、「これこそ自分たちの求めていたもの」「どこにもない!」と確信したのが、この「身体感覚活性化( 世にも珍しい)マザークラス」なのです。

 

「世にも」とは

妊娠は健康な生理現象であるため、その身体には産むための生理的な機能が備わっています。すなわち妊婦は本来「産み育てる力」を持っており、身体に起こる変化に自ら対応することができます。ですから私たちは、妊娠した女性の身体を全面的に信頼することから始めます。

出産は頭( 知識)ではなく、身体で行うものです。女性が妊娠中から身体に向き合って感覚を磨くことは、後に続く身体で感じるお産やありのままの自分と子どもを受け入れる育児に繋がっていきます。「身体感覚活性化」とは、感覚を刺激することで、身体への気づきを促す働きかけを言います。活性化は視・聴・嗅・味・皮膚感覚のいわゆる五感の刺激により行いますが、それらはすべて快の体験で組み立てています。深い心地よさを得た妊婦は、その悦びを喚起する方向へと自分を導くからです。

「世にも」では講義・指導・管理を行いません。女性は指導を受けなくても、自分の身体・胎児と向き合うことで気づきを得ることができます。私たちはひたすら妊婦に寄り添い、その気づきを得るためのお手伝いをするだけなのです。

クラスは6回のレッスンからなっています。各レッスンにはテーマがあり、氣功やイメジェリー、妊婦同士の会話が毎回あります。ここでは食に焦点をあてて紹介したいと思います。

 

食で感じるわたしのからだ

食は、最も大切にしているレッスンです。なぜなら、食で大きく身体が変化することを助産実践を通して知っているからです。

その基本はマクロビオティックで、これは開始した時から変わりません。

自分と胎児の身体は食べたものから育まれていることを妊婦が実感することが目的です。このレッスンでは次のようなメニューを用意しています。

 

@ 食事日記

妊婦は毎日食べたものを撮影して日記をつけます。その際、食事内容とともに体調( 身体の温かさ・冷たさ・便通・肌の調子・腹部の張り、運動、気分等)も書き込みます。

食べたもので自分の身体や意識がどのように変化するかに気づくためのものですから、これで指導をすることはありません。「日記をつけることが楽しい!」これが長続きの秘訣です。

 

A クイズ

人間とライオン、日本人と欧米人の違いなどをクイズ形式で学びます。人間とライオンではどちらの顎が発達
している? 日本と欧米の気候や風土の違いは? 腸はどちらが長い? などこれらを考えることによって、それぞ
れの民族が何を食べてきたかの必然性を知ることになります。

この根底には食本主義(食は本なり、身体は末なり、心はまたその末なり)や陰陽調和、身土不二、一物全体などがあります。和気あいあい、おしゃべりをしながら自然に食の大切さがわかります。

 

B お便りの話

『山吹色のなぎなた一本紙いらず 水に浮いて香りまたよし』。何の格言かわかりますか? そう、理想の「う
んこ」です。黄金色で、硬過ぎず柔らか過ぎず、いいにおいがして水に浮く。身体からの大きなお便りである大便、理想のうんこはどうしたら出せるのでしょうか?

粘土で作った焦げ茶色の細くて硬い便と、バナナ2本分くらいのとぐろを巻いた便、さて、あなたのはどっち?妊婦は信じられないような顔をして「ええっ、これ( 山吹色)って巨人のうんこじゃないんですか??」抱腹絶倒のお話が繰り広げられます。

 

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