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『月刊マクロビオティック』4月号おすすめ記事

今回は、戸田耕一郎さんとの対談です。戸田さんはイベントやネット配信を通じてマクロビオティックを社会に広げる仕事をしています。
マクロビオティックとの出会いや活動、ご自身の想いについて語っていただきました。

 

マクロビオティックとの出会い

勝又靖彦(以下、勝又):桜沢如一先生は、マクロビオティックに社会性を持たせることにとても苦労していました。 マクロビオティックは病気治しの性格がありますが、桜沢先生がいくら研究しても医師は聞く耳を持ってくれませんでした。学会や社会も評価しない、そういう時代が長く続きました。
 戸田さんは社会性のある仕事をしていらっしゃるのでこの点はよく理解されているかも知れませんね。まずは、マクロビオティックに出会った経緯をお聞かせください。

戸田耕一郎(以下、戸田):僕は今年で40歳になります。マクロビオ テ ィ ッ ク を知ったのは100%妻の影響です。
以前はレコード会社に勤めていたのですが、当時の食生活は夜遊びも多く、乱れ放題でした。一つ目の転機は、妻がリマ・クッキングスクールに通ったことでした。いきなり家から電子炊飯ジャーがなくなったんです(笑)。圧力鍋や土鍋を買ってきて玄米を炊き始めたからです。妻からマクロビオティックの理論や考え方を聞いて、とても刺激を受けました。
 決定的だったのは父ががんになった時でした。妻が「もしかしたら食生活をマクロビオティックにすれば治るかもしれない」と言い、そこから本格的にマクロビオティックの食生活が始まりました。
 33歳の時に勤めていたレコード会社が不況になり「これからの時代は自分で仕事を創り出さなければいけない」と強く思うようになりました。
 当時、妻は師範科に通っていて、華やかで美味しいマクロビオティック料理を作っていました。僕はウェブや映像制作に関わる仕事やイベント企画制作をしていたので裏方が得意。妻と何か一緒にイベントができたら面白いねと話していました。それで「ベジ&フォークマーケット」(※1)というイベントを始めたのですが、同じ周波数を持った人たちが集まるようになってきたのです。
 イベントをしていて一番面白いのは「ギフト」をもらえることです。金銭的なものではなく、人やモノ、そして「機会」です。ベジ&フォークのお陰でいくつもの仕事が生まれています。こうして勝又会長にお会いすることができたのも、原点はベジ&フォークだと思っています。自分が良いものだと思ったら、それがどんなにニッチなものであってもやり続けたい。
 僕は何をするにもテーマを大切にしています。マクロビオティックはそれに合致したんです。だからこそ小さなイベントですが、これからも「ベジ&フォーク」を続けていきたいと思っているんです。

編集部:なるほど、そんな経緯があったのですね。マクロビオティックを実践されて何か変化したことがありましたか?

戸田:ヨガをやり始めたこともあり、内なる自分と向き合うことができるようになりました。
 僕は、自分らしい考え方や生き方を持つことで社会全体が良くなっていくと思っています。日本も大きな資本主義の波にさらされ続けていますが、それでも時代に応じて少しずつ変わってきていることもたくさんあります。大切なのは自分でやりたいことをするためにライフスタイルを変えていくことだと思います。
 その前にとても大切なのは「食」。マクロビオティックを教えてくれた妻に本当に感謝したいですね。あのままファストフードやコンビニ食ばかり続けていたら、こんなに穏やかに話をすることもできなかったと思います。
 玄米を食べることで、自分のリズムが変わったことが分かりました。よく噛んで食べることでリズムが変わりました。その結果、せっかちにならず、しっかり考えることができるようになりました。

 

陰陽と無双原理

編集部:今回の対談は勝又の本「 陰陽の考え方 を身につけて直感力を高める」のプロモーション映像(※2)を作ってもらうことがきっかけでしたが、本を読んでどんなことを感じましたか? また、陰陽についてどんな感想を持ちましたか?

戸田:まず「マクロビオティックは食生活だけを伝えているのではない」ということを知ってもらいたいのです。食べ物をいただく前にマクロビオティックを知ると、食生活により活かせると思います。
 勝又会長の本は陰陽のことがとても分かりやすく書いてありました。日々の生活の中で、こんなにも陰陽を感じることがあるのだと驚きましたね。ビジネスのことまで書かれていてとても共感しましたし、陰陽理論が心に響きました。無双原理は難しいですが、この本を読むと理解度が増すのではないでしょうか。もう一気読みでしたね。

勝又:戸田さんに褒めていただいてとても嬉しく思います。実はこの本を出版した時はとても不安でした。こんな内容で皆が読んでくれるのかどうかと。健康問題については日々話していますが、ビジネスや子育てについては初めて話したのです。社会性があるのか不安ばかりでしたが「面白い」という感想を聞いて夜もやっと眠れるようになりました。

 

人生の軸

勝又:戸田さんは、宇宙の秩序についてはどのように感じているのでしょうか?

戸田:まだまだ勉強中です。本を読んでなんとか文字だけは理解したかなという状態です。とても実感できるレベルではないので、人様に教えるなんて考えられません。

勝又:私もそうですよ。宇宙の秩序が本当にすごいなと思ったのはつい最近のことです。桜沢先生も「分からないと思うけどそれでいい。やがて分かるようになるから」と言っていますしね。それに比べて陰陽は知識としては簡単です。桜沢先生は、「陰陽を自分の体に教えなさい」と言っていました。陰陽は体感しないと分からないということです。

戸田:陰陽の体験も同じだと思いますが、自分を持つということが大切だと思います。生きているとだんだんとブレていきますよね。そのためにもしっかりした軸を持たないといけない。僕の場合は、その軸がマクロビオティックなのです。
 マクロビオティックを教えている人が多くいらっしゃいますね。会長の本にも「陰陽一日。無双原理は丸一生」とありますが、本質は絶対間違ってはいけないと思います。つまり、一生かかって学ぶものを軽く伝えてはいけないと思うのです。そこが日本人の真面目さ、謙虚さであり、美徳となるのではないでしょうか。
 例えば、身体や顔を観察することで健康状態を診断する「望診法」などは、ちょっと分かったからと面白半分に相手に言うのは危険だと思いますね。本物といわれる先生は絶対にそんなことはしませんから。

 

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※この記事は「月刊マクロビオティック」で連載しています。

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